変形徒手矯正術について

訪問マッサージをご存知の方で、変形徒手矯正術といった言葉をお聞きになったことがある方がいらっしゃるかと思います。通常の訪問マッサージとは施術方法も異なり、効果にも違いがあるのはご存じでしょうか？変形徒手矯正術はどういったものか？やる必要性はあるのか？詳しく解説していきます。

変形徒手矯正術（へんけいとしゅきょうせいじゅつ）とは

病気や障がい、加齢などの理由で硬くなった体の関節を柔らかくし、なるべく動かせるようにしていく施術のことです。なんかしらの理由で体を動かす機会が減ると、関節が硬くなり動かせる範囲が限られてしまう拘縮や変形になります。

関節の拘縮や変形を放置すると、全身の関節や筋肉が硬くなり、自分で体を動かすことが段々困難になります。最終的には寝たきりとなり、自分で体を動かせないこと以外にも、動かせないことで足に血栓が出来やすくなったり、全身の筋肉も衰えはじめ、心臓や呼吸の機能へも影響を及ぼします。

そのため、関節に拘縮や変形が出てしまった状態は、寝たきりや更なる体の状態悪化への近い状態です。寝たきりや体の状態悪化を予防・改善するためにも、変形徒手矯正術の治療はとても大事です。

変形徒手矯正術はどんな施術をするのか

拘縮や変形した関節に強い刺激を加えると、炎症などが起こる可能性があるので、変形徒手矯正術は通常の訪問マッサージ同様に、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」などの資格がある人しか出来ない施術です。

そして施術をするためには、マッサージとは別に医師から変形徒手矯正術の治療が必要であると指示された同意書が必要になります。施術方法ですが、拘縮や変形となった関節や筋肉を曲げたり伸ばしたりをゆっくり何回も行って行きます。

変形徒手矯正術の対象となる方

変形徒手矯正術を受けるには、医師からの同意書が必要になるため、「ただ関節が硬い、今後の拘縮や変形予防でやって欲しい」といった理由での施術は難しいことがあります。ではどんな方が変形徒手矯正術の対象となるのか？以下をご確認ください。

【変形徒手矯正術が適用された疾患の例】

【変形徒手矯正術が適用された以外の症状の例】

マッサージと変形徒手矯正術の効果の違い

マッサージと変形徒手矯正術の違いは、血液やリンパを流していくのが基本であるマッサージ。拘縮や変形が起こった関節を柔らかくし、なるべく動けるようにしていくのが変形徒手矯正術となります。それぞれの効果を表にまとめましたので、参考にしてみてください。

マッサージ	変形徒手矯正術
・血流やリンパ腺が問題なく流れるように改善 ・便秘の改善 ・筋肉を柔らかくする （病気などが原因で起こる痛みや痺れなどを改善）	・関節を柔らげる ・関節の動かせる範囲を広げる ・関節や周辺の筋肉の痛みや痺れの改善 ・関節の拘縮や変形の予防

変形徒手矯正術の費用

マッサージと同様に変形徒手矯正術も健康保険（医療保険）が適用されます。そのため、自己負担金も少なく介護保険も使用しなくてすみ、介護サービスが入る同日でも施術を受けることも可能です。費用は一覧でまとめましたので、以下よりご確認ください。

上の図は変形徒手矯正術の保険適用前の値段になります。この金額に「施術報告書交付料」と「往診料」が加算され、全てを合計して出た金額から保険が適用されるので、負担額は少なくてすみます。以下は具体的な料金のシュミレーションです。

表の右側「2部位の変形徒手と3部位マッサージを行った場合」は、変形徒手矯正術の施術例で多い料金のシュミレーションです。

また背景が黄色いで塗りつぶされ、金額が赤字で書かれている部分が実際の自己負担金額となってきます。1割負担の方でも最大531円で、3割負担の方でも最大1,593円です。

※温罨法とは・・・カイロなどを用いて、体を温めることを目的に温熱刺激を与えます。温罨法を取り入れることで更なる血流改善などが期待されます。

まとめ

変形徒手矯正術について、マッサージとの違いも比較しながら解説していきました。変形徒手矯正術は関節の拘縮や変形に治療していく施術になります。健康保険適用にもなるので、関節の拘縮や変形が悪化する前に変形徒手矯正術の治療をご検討ください。

この記事を作成した運営会社「株式会社はばたきケア」でも、変形徒手矯正術をはじめマッサージ、障がい児専用の施術「GLITTER式®︎医療マッサージ」の各種資料請求・無料体験から新規お申し込みまで受け付けしております。以下よりお気軽にお問合せください。

※※ただいま【資料請求・お試しマッサージ・新規マッサージ】こちらいずれか一つのお申し込みでミニプレゼントをお渡ししております！お気軽にお問い合わせください♪※※