ご自宅や利用施設まで施術者がお伺いし、費用は健康保険適用で自己負担が少なく利用できる訪問マッサージ。リハビリと比べ訪問マッサージの知名度は低いですが、近年の在宅医療の進化に伴い、在宅医療ケアとして、訪問マッサージを受ける患者様が増えてきております。
更に訪問マッサージは、リハビリの効果を最大限引き出せる効果があります。そのためマッサージとリハビリを一緒に受ける、受けない人では差が出るケースもありました。今記事では、訪問マッサージとは何か?リハビリとの違いやマッサージの効果、具体的な費用面など、詳しく紹介していきます。
はばたきケアについては、動画バージョンもあります。よろしければご覧ください!
訪問マッサージとは
訪問マッサージは在宅でも医療ケアが必要と、医師から判断された対象の患者様が、お家や利用先の施設で出来る医療ケアです。施術者は国家資格である、あん摩マッサージ指圧師の施術者が行います。そのため、街中で見かけるリラクゼーションのお店と比べ、医療ケアの専門性が高いです。
訪問マッサージそのものの制度は、昭和25年4月から始まりました。施術にはあん摩マッサージや指圧・はり・お灸など様々な方法があり、この他にも体を動かした運動療法も出来ます。これらの施術は同意書の医師の指示の元、患者様一人一人の状態に合わせて行っていきます。
しかし訪問マッサージはどこでも出来るものではありません。患者様が入居もしくは、入院されている施設の中で、介護老人保健施設と病院は施設内で医療ケアが出来るので、訪問して施術をすることが出来ない制度になっております。
訪問マッサージの対象者は障害児・高齢者・障がい者
訪問マッサージの対象者は、原則として病院の通院が一人では出来ないという基準があります。この基準に該当した上で、訪問マッサージ対象者は大きく3つに分けられます。
【訪問マッサージ対象者の詳細】
・障害児(疾患や施術内容にもよりますが、生後6ヶ月の赤ちゃん〜19歳までのお子さん)
・高齢者(疾患や症状によっては、要支援・要介護認定されていない方も対象内です)
・身体障害者(対象となる疾患と、病院への通院が一人では出来ないに該当すれば若い方でも対象となります)
訪問マッサージの効果は対象者によって違う
対象者によって、疾患や症状に対し施術でのやり方が変わってきます。特に障害児の施術は、高齢者と身体障害者とは全く異なり、マッサージの効果も障害児特有のものがあります。以下の表で詳しく紹介します。
障害児 | 高齢者・身体障害者 |
・二次障害(筋緊張・側弯・変形・手首や足首の外足や内足・拘縮)予防・改善 ・学習の効率が上がる(まだ体を動かしたことのないお子さんは、施術により自分の身体を認識できるようになるなど) ・てんかんの発作が減る ・リハビリの効果をより引き出す ・よく眠れるようになる ・精神的に安定する ・便秘の改善 ・呼吸の安定 ・免疫力の向上 など・・・ | ・身体の麻痺、強張りやコリ、痛みやしびれを改善 ・筋肉や関節の機能回復 ・むくみの改善(むくみ専門のリンパドレナージュ技術習得者が施術を行います) ・床ずれ、冷え症の改善 ・血液やリンパの循環や新陳代謝良くする ・リハビリの効果をより引き出す ・精神的に安定する ・便秘の改善 ・免疫力の向上 など・・ |
高齢者と身体障害者は、疾患に対するマッサージの効果は同じです。しかし障害児では障害児ならではの疾患や障害によって、今まで体を動かしたことがないなどの事情があります。そのため訪問マッサージで行う施術によっては違いが出てくるのです。
こちらの表で紹介している障害児のマッサージの効果は、当サイトの運営の株式会社はばたきケアが、日本小児障がい児支援協会様から取得した「GLITTER式マッサージ®」でしか出来ない方法です。
GLITTER式マッサージ®は日本小児障がい児支援協会様から、認定された協力院でないと提供出来ない技術ですのでご注意ください。
日本小児障がい児支援協会様の協力認定院一覧(株式会社はばたきケアは関東地方のカテゴリーに記載がございます)
訪問マッサージと訪問リハビリ3つの違い
訪問マッサージと似たようなもので、訪問リハビリと呼ばれるものがあります。こちらも同じく自宅や利用先の施設までお伺いして出来る医療ケアですが、大きな違いは3つありますので、以下でご紹介します。
【訪問マッサージと訪問リハビリの違い】
・対象者が異なる(マッサージは原則通院が困難な人。リハビリは要支援・要介護者のみ)
・施術者の資格が違う(マッサージはあん摩マッサージ指圧師。リハビリは理学療法士など)
・施術目的が違う(マッサージは症状の予防や改善など。リハビリは体そのものの機能改善や回復など)
この他にも適用される保険の種類、対象となる疾患や医師が用意する書類の種類などで違いがありますが、ここで覚えておきたいのが「施術目的」です。
訪問マッサージと訪問リハビリをサッカーに例え簡単に説明しますと、まずサッカーをすることがゴールです。サッカーをする準備運動が訪問マッサージで、サッカーでどのように体を動かすかトレーニングするのがリハビリです。
つまり準備運動をしないで運動をすると、体を思うように動かせないどころか、思わぬ怪我に繋がります。また、サッカーをするのにどのように体を動かすか教えてもらったり、トレーニングをしないと体は動かない。
そのため患者の疾患や症状、その時の状況によって変わりますが、体を正常に動かすためには、基本的にどちらも必要になってくるのです。
訪問マッサージとリハビリはどう使い分ける?
先ほどの「訪問マッサージと訪問リハビリ3つの違い」でも触れましたが、医師や施術者から特に指示がない限り、マッサージとリハビリは両方併用して使った方が、リハビリの効果を最大限引き出せるのでおすすめです。
そして意外と知られていませんが、マッサージは介護保険を使用しないので、介護保険を使用するリハビリとも併用して行うことが出来るのです。特に障害児の場合はリハビリだけしている場合、リハビリの効果があまり実感出来ないという声もご家族から聞きます。
当サイト運営株式会社はばたきケアでの障がい児のマッサージは、まず筋緊張をほぐしたのち、GLITTER式マッサージ®で体の感覚を脳に学習させます。
そのため障害や疾患によって、まだ体を動かしたことのないお子さんも、体を動かしやすくなりますので、リハビリの効果をより引き出せるのです。
健康保険が適用される訪問マッサージの費用とは?
健康保険が使える訪問マッサージですが、健康保険や医療助成制度の対象によって、負担額が1割〜3割、また負担額が0円と変わってきます。医療助成制度に関しましては、今後別の記事にて詳しく解説していきます。
今回は1割と3割負担の健康保険を使用した場合の、費用の目安を以下で詳しく紹介します。
費用の計算は、あん摩マッサージと指圧の場合は施術した「部位ごと」で計算します。部位ごとの施術の場合ですと、肩と腰のみ施術した場合は「体幹」の部位のみになりますので、費用は1回350円です。そして「はり」や「お灸」の施術は、回数によって費用を計算していきます。
この他にも施術とは別途につく以下のものをプラスし、その合計が施術の最終的な費用になります。
【訪問マッサージで施術の他にかかる費用の内訳】
・初回のみかかる「初療費」
・マッサージと併用する、拘縮のある方専用の施術「変形徒手矯正術」や、カイロなどで患部を温める「温罨法」電気の器具を使用した「電気・光線治療」などの別途の治療料
・健康保険適用の申請に必要な書類の「施術報告書交付料」
・距離により異なる「往診料」
施術+他にかかる費用、これらの合計で1回の施術に具体的にいくらかかるのか?1割負担と3割負担にて、患者様によくありがちな施術メニューで、料金目安をまとめましたので紹介します。
全身マッサージに温罨法を受けても、3割負担の方で1回¥1,253円〜¥1,328円。1割負担の方は1回¥418円〜¥443円で受けることが出来るのです。(値段の幅は往診料によって変動しています。)ちなみにあん摩マッサージと指圧は、医師の同意を得られれば、はりとお灸も併用出来ます。
介護保険は使えないが健康保険が適用される
介護保険のサービスの対象ではないため、訪問マッサージは介護保険を使用出来ません。しかしその分、介護保険と併用して健康保険を使用できます。
そのため、介護保険でヘルパーや訪問看護、訪問リハビリを使用していても、介護保険の点数など気にせず利用出来るのです。
障がい者手帳などは自己負担がないケースも
医療費助成制度の一部のケースになりますが、「重度障害者医療助成」や「小児医療助成」などによって、負担額0円で訪問マッサージを受けることも出来ます。
しかしこの医療助成は、申請や更新などややこしい部分が多いです。そのため本来医療助成を受けられる条件にある方も、医療助成の申請や更新がわからず損をしている方もいます。
はばたきケアでは満足度の高い施術以外にも、医療費助成制度のご説明や同意書の依頼など、様々なケースにも対応してきました。
これらのことでお困りの方もお気軽にご相談ください。
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訪問マッサージの利用手順
当サイトの運営「株式会社はばたきケア」では、訪問マッサージを行っております。当サイトのお問い合わせページより、訪問マッサージの「お試しマッサージ」「新規お申し込み」「資料請求」が出来ますので、お気軽にご連絡ください。
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訪問マッサージ可能エリア
障がい児は、日本小児障がい児支援協会様のGLITTER式マッサージ®を取得した施術者のみが行うため、患者様によって施術可能エリアが変わってきます。
毎月こちらのページで訪問エリアを更新しておりますので、ご確認よろしくお願いいたします。
まとめ
訪問マッサージは本来病院で受ける医療ケアの一部を、医師の同意があり対象の患者であれば、在宅でも出来る医療ケアです。
リハビリとマッサージは、施術目的が違うのが大きな違いでしたが、健康保険が使用出来るのでリハビリとの併用も出来ます。
訪問マッサージは通院の必要がないので、患者様にとって通院や病院の待ち時間の負担が少ないのも魅力的です。ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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